だるさや疲れやすさの原因かも?
女性に多い「甲状腺」の不調を見つけるエコー検査

「最近ずっと体がだるい」
「動悸がする」
「首の付け根あたりが腫れている気がする」
「人間ドックで甲状腺ホルモンの異常を指摘された」
その不調、もしかしたら「甲状腺」からのサインかも……。
甲状腺の病気は特に女性に多く、自覚症状が「単なる疲れ」と似ているため見過ごされがちです。
甲状腺エコーが診断のヒントになるかもしれません。
甲状腺ってなに?
甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にある「蝶が羽を広げたような形」の小さな臓器です。
体温を上げたり、心臓を動かしたりと、全身の代謝(エネルギー消費)を活発にする「ホルモン」を作っています。

甲状腺ではどんな病気が起こりやすい?
甲状腺の病気は、大きく分けて2つのパターンがあります。
- 働きの異常: ホルモンが出すぎて動悸や多汗が起こる「バセドウ病」や、逆に足りなくなって無気力やむくみが起こる「橋本病」など。
- 「しこり」の発生: 良性が大半ですが、中には悪性腫瘍(がん) もあり、早期発見が重要です。
甲状腺エコー検査の流れ
所要時間は約10〜15分です。
- 準備: 首元を出し、ベッドに仰向けで横になります。
- 検査開始: 首にゼリーを塗り、プローブをあてて観察します。痛みは全くありません。
- 検査後: 食事制限などもないため、すぐにお買い物などの日常生活に戻れます。

甲状腺エコーで何がわかる?
- 甲状腺のサイズと形:全体的に腫れていないか、炎症が起きていないかを確認します。
- しこり(結節)の有無:手で触っても分からない数ミリの「しこり」を発見します。
- 血液の流れ:炎症やホルモンの異常がある場合、甲状腺内の血流が変化するため、その勢いを確認します。
もし「しこり(結節)」が見つかったら?
エコー検査で見つかる「しこり」は珍しいものではありません。その見た目や大きさによって対応を分類します。
- 良性の可能性が高い(経過観察)
- 状態: 形が整っており、悪さをしそうにない小さなもの。
- 対応: 半年〜1年ごとにエコー検査を行い、大きさに変化がないか見守ります。
- 詳しく調べる必要がある(精密検査を検討)
- 状態: 形が不規則、血流が豊富、短期間で大きくなっているもの。
- 対応: 必要に応じて、連携する専門病院へご紹介します。
当院のこだわり:臨床検査技師による「安心」の診断
甲状腺は病気の種類により様々な見え方のする臓器です。
当院では、経験豊富な臨床検査技師が精密に観察します。

こんな方におすすめ
- 首の付け根(のどぼとけの下あたり)が腫れている方
- 疲れが取れない、体がだるい方
- 動悸、手の震え、急な体重の増減がある方
- 健康診断で「甲状腺腫大」や「甲状腺ホルモン異常」を指摘された方