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睡眠時無呼吸症候群について




「家族にいびきを指摘された…」
しっかり寝ているはずなのに、日中の眠気が強い…


これは単なる「癖」ではなく、背後に睡眠時無呼吸症候群という疾患が隠れているサインかもしれません!

放置すると日中のパフォーマンスが低下するだけでなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を悪化させる原因にもなります。



一つでも当てはまる場合は、
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

 

⚠️⚠️「たかがイビキ」と放置するのは危険です!⚠️⚠️

睡眠中の無呼吸が続くと、体は「酸欠」「交感神経の緊張」を繰り返し、心臓や脳の血管に大きな負担がかかります。

最悪の場合、交通事故や突然死を起こすこともあります。


 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)かどうかを正確に確認するためには、専用機器を用いた検査が欠かせません。


当院では、まずは入院などの必要がない「自宅で行える簡易検査」から始めていただけます。

「いびきだけ」「眠いだけ」と軽く見ず、気になる場合は早めにご相談ください。

 

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、眠っている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。

  • 無呼吸の定義
10秒以上の呼吸停止(無呼吸)が1時間に5回以上繰り返される状態を指します。

  • なぜ起こるのか?
寝ている間に空気の通り道(上気道)が狭くなったり、塞がったりすることが主な原因です。

  • 体への影響
呼吸が止まると酸素不足になり、脳や心臓に大きな負担がかかります。
本人は寝ているつもりでも、脳は酸欠を補うために「目覚めた状態」を繰り返しているため、睡眠の質が著しく低下してしまいます。 


どんな人に検査をすすめるか

「たかがいびき」「少し眠いだけ」と放置されがちですが、働き盛りの方からご高齢の方まで注意が必要な疾患です。特に以下に該当する方は、早めの受診をお勧めします。



 

実は、最近では生活習慣病の重症化予防という観点からも、SASの早期発見が重視されています。

「薬を飲んでいるのに血圧や血糖値がなかなか下がらない」という場合、背景にSASが隠れていることが少なくありません。

 

 

検査の流れ

SAS検査・治療の流れのフローチャートです

 

 

AHI(Apnea–Hypopnea Index:無呼吸低呼吸指数)は、睡眠1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数です。
AHI 20以上でCPAP適応と判断されます。

 

AHI = 無呼吸の程度を評価し、治療方法を決定するという流れです。

 

 

★まずは簡易検査で無呼吸の有無を確かめましょう!

 

当院では、お仕事や家事で忙しい方でもスムーズに検査が進められるよう、以下の流れで対応しております。



①外来での相談:
日中の眠気の程度や既往歴を確認します。生活習慣病の確認が必要な場合、採血、胸部レントゲン、心電図検査を行います。検査が必要と判断された場合、検査機器の手配を行います。


②ご自宅での簡易検査:
提携する医療機器メーカーより、検査キットをご自宅へ郵送いたします。寝る前に鼻や指にセンサーをつけて眠るだけの簡単な検査です。終了後は、同封の伝票でメーカーへ返送いただくだけで完了します。


③結果説明
治療の検討:
後日、クリニックにて医師が検査結果を説明します。重症度に応じて、最適な治療法を一緒に選択します。

また、簡易検査で精密検査が必要と判断された場合、終夜睡眠ポリソムノグラフ検査を行います。
専門施設への紹介に加え、入院と同等の調査ができる「在宅精密検査」も可能です。

 

 

睡眠中の呼吸を支える治療の選択肢

検査の結果、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断された場合、重症度や原因に合わせて最適な治療法を選択します。主な治療法は以下の3つです。

①CPAP(シーパップ)療法

中等症〜重症の方に最も一般的に行われる治療法です。

  • 仕組み:寝ている間、鼻に装着したマスクから一定の圧力をかけた空気を送り込み、物理的に気道を広げて呼吸をスムーズにします。
  • メリット:多くの場合、使い始めたその日から「いびき」が消失し、熟睡感を得られるのが特徴です。
  • 安全性:薬を使わない治療のため、副作用の心配が少なく、ご高齢の方や持病のある方でも継続しやすい治療です。

 

 

②歯科装具(マウスピース)

主に軽症〜中等症の方が対象となります。

  • 仕組み:睡眠中に専用のマウスピースを装着し、下顎を少し前に出すことで気道を確保します。
  • 特徴:コンパクトで持ち運びがしやすく、旅行や出張時にも便利です。 

③生活習慣の改善

すべての患者さんに共通して重要な土台となります。

  • 減量:首周りの脂肪を減らすことで、気道の閉塞を根本から軽減します。
  • 寝姿勢の工夫:横向きに寝ることで、舌の落ち込みを防ぎます。
  • 節酒:アルコールは筋肉を弛緩させ、無呼吸を悪化させるため、就寝前の飲酒は控えるよう指導いたします。

 

治療のゴールは、単にいびきを止めることではなく、睡眠の質を上げ、心血管疾患などの合併症を予防すること です

 

 

当院が選ばれる理由:
全身の健康を守るサポート体制

 

  1. 生活習慣病との「セット管理」: SASは高血圧や糖尿病と密接に関わります。当院では「いびき」だけを見るのではなく、全身の病気を見逃さないよう包括的な管理を行います。
  2. ご自宅で完結する負担の少ない検査: 入院の必要がなく、普段の生活リズムを変えずに検査ができる体制を整えています。
  3. 地域密着のきめ細かなフォロー: 治療(CPAPなど)開始後も、ご高齢の方や機械が苦手な方が挫折しないよう、スタッフが丁寧に伴走いたします。

 

 

院長からのメッセージ

~睡眠は「明日の活力」を蓄える大切な時間です~

 

「いびきくらいで病院に行くなんて……」と、受診をためらわれる方は少なくありません。しかし、睡眠時無呼吸症候群は、単に大きな音が出るだけの問題ではなく、寝ている間に体が全力で「酸欠」と戦っている状態です。

朝起きた時の重だるさや、日中の耐えがたい眠気は、体が発している SOS かもしれません。この病気を適切にコントロールすることは、将来的な心臓病や脳卒中のリスクを下げ、何より毎日を生き生きと過ごすための活力を取り戻すことにつながります。

まずはご自宅でリラックスして受けられる検査から始めてみませんか?



FAQ(よくある質問)

Q 検査は痛いですか?また、装置をつけたまま眠れるか不安です。

当院で行う簡易検査は、指先や鼻に小さなセンサーをつけるだけで、体に針を刺すような痛みは一切ありません。装置自体も非常にコンパクトですので、多くの方は普段通りにお休みいただけます。

Q 仕事が忙しいのですが、入院して検査を受ける必要がありますか?

当院での検査は、ご自宅にキットが届く「自宅検査」ですので、お仕事を休んだり入院したりする必要はありません。普段通りにご自宅で一晩寝ていただくだけで完了します。なお、精密検査が必要な場合も、ご希望に合わせて在宅での検査をお選びいただくことが可能です。

Q いびきがない(少ない)人でも、睡眠時無呼吸症候群の可能性はありますか?

はい、十分に可能性があります。いびきは代表的な症状ですが、なかには目立たない方や、ご自身で気づかない方もいらっしゃいます。「日中の強い眠気」「朝の頭の重さ」「血圧が下がりにくい」などの症状があれば、いびきの有無にかかわらず、一度検査をお勧めします。

Q 高齢で持病(高血圧など)もありますが、治療は受けられますか?

もちろんです。むしろ心臓や血管への負担を減らすために、持病がある方こそ積極的な治療が推奨されます。患者さんの体力やライフスタイルに合わせ、無理のない範囲での治療を一緒に考えていきますのでご安心ください。

Q 治療を始めると、どれくらいで症状は良くなりますか?

個人差はありますが、治療器(CPAP)が体に合えば、数日〜数週間で「日中の眠気がなくなった」「朝が楽になった」と効果を実感される方も多いです。導入初期はスタッフが手厚くフォローし、慣れるまでしっかりサポートいたします。

Q 検査や治療費は保険適用になりますか?

睡眠時無呼吸症候群の検査およびCPAP治療は、一定の基準を満たせば健康保険の適用となります。当院では、原則として保険診療にて検査・治療を行っております。

「最近、ぐっすり眠れていない」
そんな不安を、安心に変える第一歩を。

睡眠時無呼吸症候群は適切な治療で劇的に改善する病気です。
当院では「24時間Web予約」を受け付けております。

日中の眠気やいびきでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

※検査キットの手配は診察後となります。まずはお受診の予約をお願いいたします。